2007年8月18日土曜日

エピローグ─世界は広かった!

長いトラベルブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。

"Travel is trouble". という言葉があるように、いくら準備を万端にしたとしても、外国は所詮外国です。予想だにしないことは常に起こります。このブログで書かれている情報も刻々変化します。特に、プロの助けが借りられない、パッケージツアー以外の、個人、あるいはグループ旅行を計画をされて方は、この情報が完全でないことを、まずご了解いただきたいと思います。

まさに僕も幾度となく"Trouble"を経験しました。最初のアフリカでは冷や冷やしながらタクシーに乗り、帰りにはパスポートを忘れ、次に行ったノルウェーでは携帯電話を忘れ、フィンランドでは飛行機に飛び乗るetc…。イタリア国内とスペイン語圏ではほとんど英語が通じず、立ち往生したこともありました。

一方で幸運もありました。2007年8月15日に起きたペルー・ピスコ沖地震の起こるその僅か1週間前のほぼ同時刻、僕はパンアメリカン・ハイウェーで100数十キロのスピードでまさに被災地のすぐそばをリマ方面に向かって突っ走ってしていたのです。旅の計画があと1週間遅れていたらと思うと、今でも恐ろしくなります。そして、実際に被害に遭われた多くの人々のことを想わざるを得ません。

そして、この旅を通じて、これまでメディアを通して見ていた実態を、現実のものとしてあらためて認識することもありました。アフリカでは少年が道で物売りをして家族の生活を支えている光景に出会いました。北欧では温暖化の影響で氷河がこの5年で急速に溶け出しているということも聞きました。他方では世界の経済のグローバル化は激しさを増し、欧州やアフリカ、南米でも、企業の看板などで日本のみならず中国、韓国をはじめ急成長を続けるアジアの国々の姿を伺い知ることになりました。

いろんな問題を抱えながらも急速に世界は一体化に向かっています。10数時間あれば遠く離れた大陸も一飛びで移動できる時代です。しかしながら、文化や宗教、風習などでは、世界は多様性に富み、その点では世界は広いといわざるを得ません。

世界一周は長年あたためてきた夢でしたが、いざ行ってみるとあっという間に終わってしまいました。それでも、残ったのはお土産と写真とチケットとレシートだけではありません。自分の中の世界観、人生観を大きく変えるきっかけができたと信じています。その恩恵は今すぐではなくても、将来役に立てればと思います。

これから僕よりもはるかに冒険的な、チャレンジングな旅をする人も、豪華旅行をする人も、あるいは長期滞在や短期間の旅行など、いろいろなスタイルで海外に行かれる方がおられると思います。大した情報量ではありませんが、ほんの少しでも参考になれば嬉しい限りです。

Thank you very much!
and
Bon voyage!!