2007年7月22日日曜日

Day11─風邪でダウン!(オスロ→ヘルシンキ)

今日は移動日だ。ヘルシンキでは2泊の予定。本当は次に行きたい場所はアテネだ。しかし直行便が無い。無いのには理由がある。今回、旅行費用を浮かしつつ、万が一のフライトスケジュールにも機敏に対応できるように、一部の短距離路線を除いて『ワンワールド』の世界一周の周回航空券を使っている。オスロと多く結ばれているのは、同じく北欧のヘルシンキを拠点とするフィンエアーだ。一方、アテネから多く結ばれているのは、マレブハンガリー航空である。つまり、この航空券を使う限り、ヘルシンキ、ブダペストを経由することになる。だから、この2ヶ所はフライトの合間にちょっと立ち寄るような、短い滞在とならざるを得ない。

ノルウェーを発ってからというもの、体調がイマイチだ。フィヨルド観光に加えて、途中の移動でも船を多用し、寒い風を大量に浴びながらすごしたからだろうか? 何か風邪でも引いたようだ。
予定の午後1時にはヘルシンキに到着し、ホテルを探すことにする。ヘルシンキで何をするか、特に決めていなかったので、今日どこに泊まるかも考えていない。どうせ、今日はホテルから一歩も出るつもりはないから、トラベルブログの編集と写真の整理でもしておこうと思った。

空港のカウンターに行き、インターネットが使える部屋を予約した。日本から海外のホテルを予約すると高くつく。ネット予約なら少しは安上がりだと思うが、たいして安くなるわけでもない。現地で直接予約するとなると思わず掘り出し物に出くわすこともある。ただ、そのようなところは、市街地から離れていて交通の便が悪かったり、見つけにくかったりすることもある。今日予約したホテルは、後々考えると分かりやすいところに建っていたが、最初は見つけるのに相当苦労した。

パッケージツアーで泊まるところから食べるところまで、何から何まで世話してもらえることが如何にありがたいかを、この旅では何度も経験したしこれからも経験するだろう。宿への足を考えなくてもいいほど楽なものはない。こちらは、どうやっていくかを考えるところからスタートだ。まずどんな交通機関があるか、路線があるか、最寄の場所はどこか、値段はいくらか…。今実際に住んでいる京都でさえ、結構面倒だから、いっそのことタクシーでも頼んでしまいたいと思うことがある。しかし、1ヶ月を超える旅のなかで、いつもタクシーを使うわけにもいかない。コトバが通じないところでは、なおさら不便だ。

ことばについていえばここフィンランドは予想外に不便だ。多くの国では、現地語と英語が併記されていることが多いから、現地語が分からなくても、英語を頼りにすれば何とかなる。でも、ここフィンランドの公用語はフィンランド語と隣国のスウェーデン語だから、看板などの多くはこの両国語の併記となっていることが多い。さらに英語を加えて3ヶ国語で表記してくれているのは空港など大型施設に限られている。さらに厄介なことに、地名や通り名の綴りが非常に長いから、よく似ていても実は全然違うところだったりする。一般市民は英語を話せる人が多いから、実際にやりとりするのに困ることは少ない。だが、いちいち聞く必要が無いように、案内表示くらいはして欲しいと思う。

今夜の宿に近いバス路線を大きなターミナルからやっとのことで見つけた。最寄のバス停はヘルシンキ中央駅の広場だという。45分揺られて着いた。ここで降りられたのも、大半の観光客が降りるのにつられただけで、確信をもって降りたわけではない。降りたのは良かったが、この先が大変だった。市内をぐるぐる回って、1時間以上かけてホテルに着いた。しかも、結局は1時間前に降りた停留所からほとんど離れていなかった。もうくたくただ。

部屋に着いて、さっそくインターネットがつながるか確認してみる。全然つながらない。約束と違う。レセプションに行ってその旨伝えると、試しに自分のパソコンでロビーのイーサネットケーブルにつなぐと上手くいった。自分のパソコンが正常に動いていることが分かったので、部屋に戻っていると係りの人が接続機器を交換しに来た。それでもつながらない。仕方ないので、部屋を変えて欲しいと要求し、向かいの空いている部屋に移動した。こちらのネットはちゃんとつながったので、あとは自分の荷物を移動するのに5往復。本当に疲れた。夕食で外出する気力も残っていなかったので、部屋の冷蔵庫にあるコーラとナッツでしのいだ。